わたしのゆくえ9日目 森口大和
*当企画も大詰め。今日は前半のラストで暫くお休み。 後半は公演のカウントダウンと共に3人のみ。 九日目は演出助手で4年のもりばやこと森口大和。
「普通」をテーマにゆくえを書きました。
* * *
ずっと変わらない将来の夢。
「普通に家庭を築いて幸せに暮らしながら、
お金持ちになって世界の沢山の人を助けること。」
20年間考え続けている幼い欲張り。
この夢は「普通」なのか「普通じゃない」のか。
現実と理想の、
どっちを見ればいいかわからなくなるし、
3千円で今月の残りを過ごすつもりだし、
3人家族で暮らすとかも想像できないし、
3ヶ月で生まれた時の両親の年齢だけど、
一向に変わらないし変わっちゃくれない。
「誰より普通で特別になりたい。」
ハロウィンにはしゃぐ森口(左)とまんざらでもない森尾(右)
そもそも家庭以前の問題じゃん!自分!
えと。実はつい最近、大事な人ができたんです。
あまりに今まで気配がないもんで、
できたらケーキやら賞金やら貰う約束が幾つかあったな。
ふむ。でも厳密には「付き合う」事にはしてないんです。
精神的な関係だけでもなく身体的な関係だけでもなくて、
お互いとても好きだけど、お互い他にも好きな人や相手は居るし、
なんちゃらフレンドって認識でもないし、堂々と人に自慢するし、
親友なのか恋人なのか、違うのか違わないのかすらもわからない。
そんな、人に説明するには「普通じゃない関係」。
* * *
三年前の今「物語の」なんて劇に出てました。
後にも先にも演じてて理解しがたく辛い役で、
物語の中の物語に出る昔描かれた物語の人で、
何言ってるか考えてるかさっぱりわからない。
どういうものか、答えがないのが答えらしく、
自分の存在がわからないままに演じてゆくが、
あれ。今自分の存在とかさっぱりわからない。
けど。生きてる。普通でなくとも普通に居る。
「物語の」当時のブログより。色々とひどい。
二人の関係も、普通じゃなくとも普通に居る。
なんだかんだ型は気にしちゃうこともあるし、
切り離された世界では思ったよりもないから、
説明どうしよう印象どうだ他の人とはどうだ、
自分たちのゆくえはどうだとか正直あるけど、
それでも「普通じゃない」というのも楽しい。
* * *
でも人と同じってのが絶対ダメってわけじゃないんだと思います。
「普通」って言葉の意味はよくわからないけど、
ダサいとか平凡だってイメージもあるけれども、
僕が苦手な「常識」とか「一般」とかを知って、
沢山の人の存在を受け入れるって綺麗だと思うんです。
最近は、行動が色々と丸くなったなと思ってて、
だから、皆といい劇を作れてるなって思います。
でも妥協しないように、工夫を考える毎日です。
* * *
きっとそこには深い何かが眠ってるし、
そもそも特別って普通があって輝くものだなと。
そんなこんなで二兎追っててもいいんじゃないかって。
どうなんでしょうね!
ひとまず目の前の道を歩んでみようかと思います。
目の前の道を歩む気合を入れる森口と、後ろで淡々と稽古を進める演出・高橋。
あ。『幸福論のゆくえ』。
関わった公演で一番面白いです。
面白くなります面白くさせます。
是非。
*森口大和<演出助手・広報> 演出助手と広報だけは初めて。 2014年度7月公演『花ともぐら』宣伝美術
2014年度一橋祭公演『物語の』役者 2014年度1年生公演『自尊心マーチ』舞台美術・宣伝美術
2014年度卒業公演『皆既想蝕』舞台監督
2014年度3月企画公演『現人神』役者
2015年度新歓公演『スイレンは死なない』照明/『頑怠風』宣伝美術
2015年度7月公演『ワン』脚本・演出
2015年度一橋祭公演『クリス・某』舞台美術
2015年度卒業公演『うしろ姿のしぐれてゆくか』音響・役者
2015年度3月企画公演『贋作 ロミオとジュリエット』音響
2016年度新歓公演『UMA』舞台美術
2016年度夏企画『無計画が企画』出演
2016年度卒業公演『めぐりめぐりゆく、(残響)』照明 2017年度新歓公演『走れメロスのように』宣伝美術/『ぼとぼと』宣伝美術・役者 2017年度シアターグリーン学生芸術祭vol.11参加作品『蛾H蝶』音響補佐・照明補佐
四大学新人特別公演 企画・制作・宣伝美術補佐/『おばあちゃん助けて詐欺』出演
劇団高校四年生 第五回本公演『踊る彼女の、雨を、止めたい僕は。』役者・宣伝美術・舞台
劇団高校四年生 第六回本公演『銀河のかたすみで』演出・宣伝美術
劇団高校四年生 第七回本公演『雨と猫といくつかの嘘』宣伝美術
ヤング・ブラザーズ 旗揚げ公演『バゲット・ネイション』演技指導 その他外部で多数。役者・宣伝美術・小道具・衣装など。
Comments