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スタッフ紹介⑦ 〜舞台ならではを追い求める〜

こんにちは!

音響・制作の田中です☆

スタッフ紹介も終盤に差し掛かってきました。

今日は、衣装の2人のインタビューをお届けします!

作業中の衣装の2人。徳山英伸(3年/写真左)と伊藤奈々子(1年/写真右)

Q.どうして衣装担当になろうと思ったんですか?

伊藤「最初は衣装を縫うとは思っていなくて…。家に制服があるので、それでお役に立てればという軽い気持ちで始めました。」

今回の作品では、制服は確かに重要アイテムですね。

徳山「ばやさん(森口大和先輩/4年/演出助手・広報)がそれぞれの役職の面白さを話してくれる機会があって、そこで衣装に興味を持ちました」

男性の衣装担当はこれまでのコギトにおいても珍しいですよね。

徳山「この年になっても新しいことにチャレンジしたいと思ったんですよ(笑)。」

Q.大変なところはどこですか?

徳山「タスクの重さや時間間隔を掴むまでが大変でした。この部分を縫うのにどれくらい時間がかかるのか…とか。」

伊藤「衣装は布地を実際に見てもらわないと先に進めないので、布を合わせてからイメージと違う…となることもあって。そこが難しいですね」

ちなみに、初めはミシンに苦戦しているように見えましたが、今は…?

衣装担当を苦戦させた要因の1つ、ミシン。何があってこのテープが貼られたのか…

徳山「世の中の皆さんと同じことができない訳がないんですよ。今や同じ年代の中ではミシン偏差値65くらいですかね」

おお!自信がみなぎっていますね✨

伊藤:「私がリードしようと思っていたんですが、最終的に徳山先輩の方がミシンはうまくなっていました。正直、それがいちばん予定外です(笑)」

Q.逆に、楽しかったことは何ですか?

徳山「いっぱいある。服の勉強ができたし、ミシンもできるようになった。衣装を通して視野が広がってきた実感があったので、それが楽しいです。」

伊藤「大手量販店に売っているような服については、値段を見ればその裏にある労力が大体わかるようになりました。」

それはすごい能力…

衣装合わせに臨む役者・長澤実柚(1年)

徳山「それと、今までは一人で抱え込んでいた仕事を分担できるようになったことで成長したなと思いました。」

伊藤「最初にミシンが全く使えなくても衣装にはチャレンジできるんだなと思います」

とても良いチームワークが発揮されていたようです(^^)

Q.今回の衣装でこだわったところは?

徳山「デザインで言ったら制服の襟ですね。あと、これまであまり本格的に意識されていなかった髪形にも、結構口を出しました。」

伊藤「全員が舞台に立った時に誰かが浮かないように、にはこだわりました。」

今年のトレンドであるグレンチェックや、ドロップドショルダーもしっかりと取り入れたそうです。

役者の佐藤佑樹(3年)にグレンチェックの衣装を合わせ、調整しています。

徳山「街中にはいないけれど、舞台上だからこそ成立する世界観。演劇の衣装としての遊び方ができたと思います。」

Q.本番に向けての意気込みをお願いします!

徳山「前説をミスしない。前日準備をがんばる。」

えっと、衣装に関しては…

徳山「当日めっちゃおしゃれしていきます!」

期待しましょう★

伊藤「『コギト団員としての普段より、役者として素敵に魅せよう』というのが衣装の理念だったので、その達成に向けて頑張りたいです!」

衣装のとあるパーツを掲げる伊藤(1年/衣装)。白いラインは、2mmでもずれると見栄えに影響するそうです。

2人とも、ありがとうございました。

公演にいらして下さった方は、役者を魅せる衣装にもぜひご注目くだ…

徳山「あ、待って、ちょっと上級者アピールするエピソードを話したい。」

…は、はい、どうぞ。

「衣装には引き算っていうのが大事なんですよ」

引き算?

「装飾の方法はいろいろありますけど、余分なものが多いと登場人物の世界観がばらばらになりがちなんです。」

「今回はそこも意識できたので、統一感を持ってまとめられたんじゃないかと思っています。」

なるほど。衣装は引き算

この公演期間中に衣装のことをたくさん勉強したことが、ひしひしと伝わってきました。上級者エピソードをありがとうございます。

……と、ここで。

川中子(3年/舞台監督):「いつまでインタビューに答えてるんだよ~」

髙橋(3年/演出):「あと1時間で完成するって言ってたのは何だったの~?」

あ、まだ衣装を作り終わってなかったんですね…。

(注:インタビューをしたのは本番2日前です。)

伊藤「徳山さん、そろそろ作業に戻らないと💦」

徳山「はーい、戻りまーす💦」

そして、衣装の2人は走り去っていったのでした。

『幸福論のゆくえ』も残すところ千穐楽のみとなりました。

無事に完成した衣装も共に、お楽しみください♪

*伊藤奈々子<衣装> いとちゃんはいととおしがちょっぴり苦手。

*徳山英伸<衣装・会場> 実はすんごく器用な代表。


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