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きょうの一枚④


End of the Day 2017.11.16

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不定期更新企画「きょうの一枚」、第4回目の本日は原田がお送りいたします。

前回が京浜東北線だったので、今回こそはフォトジェニックな街や紅葉の山々の風景でもお送りしようと思っていましたが、気がついたら駅にいました。

結局鉄道施設以外にカメラを構えることを知らないのがつくづく悲しいところです。

鉄道好きは親からの遺伝と英才教育を受けて育つ、とはまことしやかに語られることではありますが、我が家も例外ではありませんでした。

大阪万博に行くとき新幹線に乗ることを祖父母にせがんだという我が父は、その血をしっかりと息子に渡し、プラレールと時刻表と電車でGO!の転がる我が家でばっちり英才教育を施して息子を一端の鉄道ファンに育てたのでした。

考えてみると、父親と過ごした時間は決して長くないはずなのに、趣味はしっかり遺伝います。Mr.Childrenが好きなのもドライブ中の英才教育の賜物でしょうか。

正直、昔から父親は嫌いでした。

普段は家で寝ているだけのくせに、怒るとやたら高圧的で、手も出してくる。

そもそも幼少期の単身赴任以来あまり話をしなくなったこともあり、高校生の頃戻ってきてもろくに話もしませんでした。

そういったこともあり、父親に似ていく自分がかつては嫌いでした。

カラオケの選曲や歌い方が似てきたことに気付いた時は、絶望すら覚えました。

しかし自分が酒を飲める年齢になった今、酒の力を借りて父親と話をすると、昔は理解できなかった父親の考えていることが少しは理解できるような気分になります。

父親なりの苦労や心配や愛情の形が、少しはわかる気もします。

決して父親のようになりたいとか、父親が好きだとか、今でもそういうことを言う気にはなれません。しかしながら、せめてその苦労や心配、愛情の形は理解したいと思う今日この頃です。

最後くらいMr.Childrenの歌詞を引用して締めくくりにしようかと思いましたが、某J◯SLACに怒られそうなのでこの辺しておきます。読んでいて耳が寂しくなった方は、とりあえず "HOME" を聞くのが良いのではないでしょうか。

あんまり覚えてない…けど。

以上、本日は原田がお届けしました。不定期更新のこの企画、次回もお楽しみに。


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