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わたしのゆくえ6日目 長澤実柚

*6日目は役者のみゆこと長澤実柚。

7月公演に引き続き、いい記事を書いてくれました。

今回は何を語ってくれるのだろうか・・・?

*******

こんにちは、長澤実柚です。

今公演の脚本が高校生をモチーフにしたものなので、

私も自分の高校時代を振り返ってみようかなと思います。

…と言っても何書こう。

しかも人の紹介じゃなくて自分のことなので

今ちょっと困ってます。

稽古初日の長澤。

高校時代を振り返って、1番印象が強いのはやっぱり部活です。

私はお菓子研究部(通称:おかけん)に所属していました。

パッとイメージできない方も多いと思うのでざっくり紹介すると、

主な活動内容はお菓子作りで、活動頻度は週4日、

そのほか文化祭や地域のイベントへの出店などの活動も行っていました。

ちなみにこう言うとたいてい「女子力高いね!」と返ってきますが

はっきり言ってそんなことはまっったくありませんでした。人によりました。

あと「太らないの?」ともよく訊かれますが、

週4でお菓子食べてるはずなのになぜか細い子が多かった…。

中高一貫校だったので、6年間私はこのおかけんで活動をしていました。

部活のある日は授業が終わると速やかに調理室に向かって、

お菓子を作り、焼いている間に仲間と他愛のないおしゃべりをし、

部の仲間と楽しく食べる。

それが部活大好き人間の私の日常でした。

ゆるいけれどだらけてはいない、

暖かい空気の素敵な部活だったと今でも思っています。

過去記事で川中子が作ったと紹介されてたが、正しくは長澤が作ったケーキ。

もともと私は食べることが好きで、特に甘いものが大好きです。

だからこの部にも「作りたい」より「食べたい」で入った感じがありました。

でも今、私は自分ではなく

誰かのためにお菓子を作りたいと思えるようになりました。

(時々『ヘンゼルとグレーテル』の魔女感が出ますが)

もしおかけんに入っていなかったら、私はこんなことを思っていないと思います。

きっとずっと食べる専門でした(笑)

だから、今こうして当たり前のようにお菓子を作っているのが時々不思議になります。

多分、私はこれからも誰かのためにお菓子を作るんだろうな、

もしかしたら、自分の子供に作ってあげたりもするんじゃないか、

なんて遠い遠い未来のことを想像してみたりもします。

「昔に戻りたい」とか「今より高校時代のほうが楽しかった」とは

思いたくないし思わないけど、

調理室で過ごしたあの時間は今の私を形作る大切な思い出です。

あの頃の仲間と次に会ったときに笑顔で話ができるように、

今を楽しく過ごしたいですね。

今公演では高校生たちのきらきらした日常が描かれています。

観終わった後に自分の高校時代を思い返していただけたら嬉しいです。

素敵な作品ができるように、座組一同頑張ります!

*長澤実柚<役者> 素直で真摯で、時々デビル。

2017年度7月公演『赤い泉のほとりの夢』衣装

2017年度シアターグリーン学生芸術祭vol.11参加作品『蛾H蝶』照明

2017年度夏企画『ヂアロオグ』役者


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